自由な経営や運営ができる点が開業医の魅力



開業医となるには、確かにリスクが伴います。
資金の心配も常にしなければならず、経営責任も背負うことになるため、精神的にもかなり厳しいチャレンジとなるでしょう。
これは散々言われていることであり、医師になるくらいですから知識や知恵も持っている人が多く、リスクや厳しさは十二分に理解しているはず。

しかし、通常の医師の転職とは異なり独立し開業医となることを目指す医師が増え続けている現状があります。
なぜなのでしょうか。

そこには、自由に仕事ができるという魅力があるからなのかもしれません。
勤務医は上司や組織の存在が、時に目の上のたんこぶとなり、それがキャリアに悪影響を与えていると実感させる要因になることがあります。
自ら診療所やクリニックなどを持てば、自分の裁量で仕事ができる上に、その仕事内容も自由に選べるため、少なくとも人間関係や派閥といったストレスの原因となる要素を取り除けるというメリットが生じるのです。

医師としての腕に自信があるのであれば、また、勤務医として働くことで、「このような診療が行いたい」と強く感じることがあるのであれば、こうした自分の裁量で動けることは何よりも魅力的に感じるはず。

また、可能な限り自由な時間、つまりプライベートな時間も確保したいと考える医師も増えてきている傾向が見られます。
開業医は土日休みであることがほとんどで、夜遅くまで診療しているところは多くありません。
勤務医とは異なる働き方によって、私生活も充実させられるとなれば、それを手に入れたいと思う医師が多くなるのも自然なことなのでしょう。

  世の中のニーズを掴むことで広がる経営拡大のチャンス



開業医になったからといって必ずしも成功できるとは限らないものの、独立を目指す医師は皆自信を持っているからこそ新しい医療施設の開業に動き出しているはず。
特に現在は、今後の日本社会に行く末を考えてみれば、比較的ターゲットが絞りやすい状況と言えるのかもしれません。

ターゲットが絞りやすいということは、患者の確保も容易であるということ。
少なくとも、そう考える医師が増えてきているからこそ、開業医も増加する傾向があるのでしょう。

開業医の魅力は、何事にもフレキシブルに対応できる点です。
今後の日本社会という点で見れば、高齢化に伴う患者のニーズもある程度明確ですから、そこに焦点を絞り経営を行うことで、集患がよりしやすくなるはず。

勤務医として働いている時に、「もっとニーズをキャッチしないと」と、病院経営に対して不満を持つことの多かった人は、特にこうした視点や意気込みを持って独立を目指したのではないでしょうか。

もし別のニーズが発生すれば、それも自身の判断で、やはりフレキシブルに対応できる強みが開業医にはあります。
そうした点に魅力を感じる人は、おそらく経営者としての素質があり、開業医としてもうまくやっていけるのかもしれません。